ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

85日目 -映画@マンハイム-

今週末は、土曜日は仕事で日曜日は何も予定がなかった。ドイツでは日曜日は飲食店以外のお店が閉まっているので、ぶらぶらするにしてもモチベーションが下がってしまう。なんか無いかなあと思っていたところ、ハイデルベルクから電車で1時間ほどのマンハイムという街に、英語の映画を上映する映画館があると聞いたことを思い出した。

さっそくしらべると、あった。上映プログラムを調べて、面白そうな映画がやっているかチェックした。ところ、うおー!という映画を発見。

ということで、本日は『straight outta compton』という映画を観てきました。

 

午前中にひよこ豆を煮たり、洗濯を済ませて夫や家族とスカイプをした。午後からマンハイムへ出発。マンハイムには来たことがなかったのだが、割りと栄えていて驚いた。目的の映画館へ到着し、「straight outta comptonを一枚」と言うと「ドイツ語だけどいいの?」と言われた。「え、英語でドイツ語字幕じゃないの?」と聞くと、「すぐ近くにその映画を英語で上映する映画館が近くにあるからそっちがいいよ」と言われた。

親切に道まで教えてもらい、そこへ向かう。歩いて5分ほどなので問題なかった。

ただ、英語の方の映画は、当初予定していた上映開始時間よりも30分遅かったので、いきなりフリータイムができた。なので、少しぶらぶらすることにした。

 

water towerと言われていた塔。たぶん、その名の通り給水塔。

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スフィンクスかな?

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給水塔の中にも入れる。中には給水塔の歴史や用途などが説明されたパネルが展示されていた。

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給水塔の裏側には、噴水があるきれいな公園が広がっていた。

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給水塔正面から真っ直ぐに伸びるshopping street。ああ、どうせなら土曜日に来て買い物もしたかった・・・。お金を節約できたのでよしとする。

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上映開始20分前に映画館へ入場した。久しぶりの映画館だったのでテンションが上り、ポップコーンとスプライトを買った。どちらも一番小さいの、と注文したのだけど、サイズが大きいセットの方が合わせると安くなるよ、とおすすめされ、どう考えても一人では大きいポップコーンを買った。salty or sweet?と聞かれ、キャラメルポップコーンなのかと思った私はsweetで即答した。でも結果は全然キャラメルポップコーンなどではなく、ただただ何の味もしない甘いシロップをかけられたポップコーンが出てきた。

スプライトも甘いし、塩にすればよかった・・・しかも大量にある・・・・と少し後悔した。

 

上映される部屋に到着して、びっくりした。まさかのお客は私一人・・・

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席は綺麗で、割りと大きく居心地が良い。座席は折りたたみ式ではなく、前の席との距離も広い。一番いいど真ん中の席に陣取り、上映開始までもくもくとポップコーンを食べていた。予告上映中に男性が一人入ってきて、私の席のちょうど斜め後ろあたりに座った。そして終始、観客は二人だけだった。贅沢。
ポップコーンとジュース。塩がよかったと思いながらも、結局ポップコーンはほとんど食べてしまった・・・

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Straight outta comptonは、西海岸のヒップホップグループであるN.W.Aの伝記映画。N.W.Aについては数曲しか知らなかったのだけど、それこそ重要人物がガンガン出てきて観ていて興奮した。Ice cubeが怖すぎて笑った。そして、スヌープに笑った。スヌープがDreとNuthin' but a G Thangをやるシーンが一瞬あって、それがうわーとなった。Dreはやっぱりめちゃくちゃ仕事してるんだな・・・

若き頃のDreが寝っ転がりながら気持ちよさそうにEverybody loves the sunshineを聴くシーンがあって、心底、夫とこの映画を観たかったなあと思った。

あと、見る前に字幕なしで黒人英語を理解できるのか心配だったのだけど、まあ何とかなった。というか、見終わる頃には見る前よりも全然聞こえていたかも。

 

帰り道はウータンとかピート・ロックを聴きながら帰った。というか、私のiPhoneには西海岸のヒップホップが全然入っていない・・・。帰宅してから町山智浩のこの映画に対する解説をyoutubeで聞いた。DreのChronicを聴いて、今はNasillmaticを聴いている。

もう一回観たいかもしれない。

 

久々の映画はものすごい気分転換になった。

明日からも仕事を頑張る!