ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

112日目 -ストラスブール-

今週末の土曜日は、隣国フランスのストラスブールへ行って来た。

理由は、ドイツでは10月3日が祝日で、土曜日にも関わらずどの店も閉店しているから。うーん、土日とも買い物ができないのは困ったなあと思っていたところ、スコットランド人の同僚が「ストラスブールへ行くのに絶好の週末ね」と。それもそうだと思いたち、前日に急遽電車を予約した。

ハイデルベルクからストラスブールへはバスか、電車で行くチョイスがあった(車を持っていれば、車が一番良い)。バスはいつもの格安長距離バスに直通便がなかったため、電車で。片道44ユーロもした。時間を調整すれば10ユーロほど安い切符もあったのだけど、乗り換えに2時間待ったり、早朝出発だったりしたのでちょっと奮発してしまった。

ハイデルベルクカールスルーエストラスブール、と乗り換えた。カールスルーエからストラスブールへは、TGVという高速列車で。2等車に乗ったのだが、どこも予約で満席。座席の予約をしていなかったため、しかたなく食堂車の椅子に座って過ごした。食堂車でのレジは、まだドイツ国内であるにも関わらずフランス語。はっとして、"Milchkaffee"ではなく"Café au Lait"と注文した。フランス語はカナダに住んでいた時勉強していたので、ドイツ語よりも理解できる。

食堂車内では、英語、フランス語、ドイツ語が飛び交っていた。EU圏内の人は、いきなり言語が変わるといった状況に慣れているのだと思う。日本では味わえない感覚だと思った。

TGVの車窓から。のどか〜〜

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ストラスブールへ到着し、まずは駅の外観に驚く。これは駅に見えない。

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駅を後にして、一目散に La petite Franceへ。朝の人が少ない時間に訪れてよかった。絶好の写真撮影スポット。

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このエリアには、アルザス地方の町並みが残っている。小川が流れていて散歩していても心地良い。小道に入るのも、なんだか楽しかった。

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すぐに隣の国なのに、フランスとドイツはぜんぜん違うのだ、ということをこの土曜日は学んだ。

ドイツと違うと感じた主な点

-フランス人は信号を守らない。歩行者も自転車も全然守らない。

-フランスのほうが、トイレが汚い。

トイレに関しては驚いたことがあったので覚書。ストラスブールの高級デパート的位置づけの、Galeries Lafayetteのトイレへ行った時のこと。女子トイレには3つ個室があって、その内の1つの個室が空いていた。前に並んでいた女の子が「その個室汚いから入らないほうがいいよ」と教えてくれた。やがて私の後ろにもおばさんが並んだので、同じように「汚れているらしいので入らないほうがいい」と伝えた。するとおばさんは個室の中を覗いて「触らなければオッケー」と言って入っていった。

何に触らなければオッケーなのか考えていたところ、先ほど前に並んでいた女の子が個室から出てきた。その子の入っていた個室に入ると、なんとトイレには便座が付いていなかった。

その前にも度々、フランスで使用後便座が上がっているトイレに遭遇していた私は、フランスの人たちがあまり公衆トイレの便座を使用していないことを悟った。

仮にも高級デパートのトイレである。便座がまるっきり付いていなかったことが衝撃だった。

やっぱりチップを払っても、清潔なドイツのトイレの方がいい・・・

 

沢山写真撮影をしたので、これからぼちぼちあげていきます。

今週は水曜日からニューヨークへ行って来ます。それまで仕事だ仕事だ〜