ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

11日目

最近は8時半前には職場に着くようにしている。

朝食は、時間がなければ職場のカフェテリアで買う。ずっしりとしたチョコクロワッサンが気に入って何度も買っている。さくさくした生地と、少しナッツの香りがするチョコレートが美味しい。ただ、ものすごくカロリーが高そう。

 

朝、職場へ向かうシャトルバスの中からイノシシを見た。この付近には鹿やイノシシやウサギが多いそうだ。子供を連れたイノシシには気をつけるよう同僚に言われた。

15時過ぎに同僚とコーヒーを飲んでいる時、車の運転の話になった。240km/hで運転してる、と同僚が言ったので驚いて聞き直すと、ドイツには制限速度はないそうだ。どういうことなのか。

 

私はこれまで北米で数年間生活していたことから、きっと大多数の日本人よりは英語が話せる。けれどそのレベルは、いわゆる西欧人のレベルから見ればきっとずっと低い。みんなどうしてこんなに英語が話せるのか疑問だ。

会話しているとうまく発音できないことや、スムーズに言葉が出てこないことが多々ある。仕事の会話も一度文を作っておかないと、すらすら出ない。なので時々こちらの人に「こいつ何言ってるんだろう」という顔をされることがある。そういう時の表情は万国共通で、相手が何を思ったのかすぐにわかる。北米では本当に何度も経験して、割りと慣れっこだったが、久しぶりの海外だったのでその感覚が失われていた。

一生懸命話しかけてそんな表情をされると結構心が折れる。先週や今週のはじめはそんなことが何度かあって、話すのが嫌になっていた。けれどこれで話すのを止めると今後もその印象が残ってしまうので、気にせず話しかけた。そうしたら、週後半はなんとかマシだった。とりあえず職場の人とは、親しく話せるようになったと思う。

きっと、今後もこういうことが何度かあるのだと思う。新しい人と話すときは、そういう顔をされるかもしれない、といつも少し気になる。私がアジア人だからだと思うけど、白人にそういう顔をする人が多い気がしている。

 

海外に来てこういう経験をすると、日本にいる外国人の英語や日本語は一生懸命聞き取ってあげよう、と思う。一生懸命聞いてくれようとする態度も万国共通ですぐにわかる。

 

明日の夜は、同僚に誘われて彼女の出身大学のサマーパーティーに行く予定。こっちの人は何かと理由をつけてはみんなで集まって酒を飲む。いい季節に来たと思った。