ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

131日目 -リンゴのパイ包み-

昨日今日となかなか仕事が忙しく、いつもは皆で一緒に食堂に行くのだけれども2日連続で一人ご飯。実は、一人ご飯の方が食べるペースを気にせず好きなだけ食べられるので気楽だったりする。昨日も今日もそれで嬉しかった。

 

一人ご飯なので、いつもは絶対に選ばないデザートも取ってみた。食堂にはデザートが毎日5種類くらい並ぶ。フルーツカクテル、フルーツ、チョコムース、ケーキなどなど。なお、私の職場は近隣の会社の中でも評判らしい。「あそこの人の舌は甘やかされているからなあ」と出張先で言われたと同僚が言っていたこともある。

今日選んだメニューは、チーズのクレープ包みといんげん豆の茹でたもの、それにリンゴのパイ包み。

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チーズのクレープは正式名称がわからないのだけど、薄い皮に酸味と塩気のあるフレッシュチーズが巻かれているもの。ソースはかけずにいただく。シンプルなのだが、これがとっても美味しい!なんのチーズなんだろう。

いんげん豆は、おそらくバターで茹でられている。いんげん豆大好きなので大量に食べることができてとても満足。

最後に、リンゴ丸々ひとつが包まれたパイ。カスタードソースをかけていただく。

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リンゴを半分に切ってみると、芯の部分にはレーズンがぎっしり詰められていた。ちなみに芯はまだ残っていた。リンゴの皮は剥かれていて、表面にはシナモンがかけられている。リンゴは完全にとろっとろで、熟した桃のような食感だった。リンゴ自体にはシナモンがふりかけられているだけなのだが、酸味がカスタードソースやレーズンと相まってとても美味しい。パイもさくさく。カスタードソースをパイに染み込ませて、とろとろのリンゴと一緒に口に入れると幸せの味がした。

今まで日本で食べたこれ系のパイは、リンゴの食感が残っていて、皮もついたままだったりした。今回食べて気づいたのだけど、とろとろもとても美味しい。そして皮はいらないと思った。

 

私は甘いものを食べる習慣がないのだが、これには感激。大の甘党の夫に食べさせたかったなあ。頑張って日本で再現してみるか。

 

帰りはスーパーに寄って、バナナやバルサミコ酢を買った。

ついでに何となく、今まで立ち寄らなかった製菓コーナーに寄ってみた。

砂糖の飾りは、色んな種類があった。どれも可愛くて、なによりも安い!

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目のあるマフィンがとてもかわいい。

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カエルやてんとう虫は、日本ではないのでないか。とても可愛い。箱の包装が甘かったり、開いている箱があるのは、ここが日本ではないからです。。。

他にもひげや、人参のデコレーションも可愛い。ひげはお砂糖、人参はマジパン、アルファベットはチョコレートでできている。

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これは、絵が書いてあるチョコの板。ネズミやポニーがとても可愛い。

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混ぜて焼くだけ、のような粉ものも種類が豊富。これはお菓子作りが楽しいだろうなあ。

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職場のカフェには常時このようなケーキが8種類ほど並んでいて「キッチンは大忙しだろうねえ」と同僚に言ったら「あ、でも混ぜて焼くだけだと思うよ」と言われた。今その意味がわかった。もちろん他の材料も必要なのだろうけど、ケーキを一切れ買うよりも自分で焼いたほうが全然安上がりだ。職場の同僚はよくケーキを焼いて持ってくるのだけれど、きっと日本よりもずっとずっとケーキやパンを焼くハードルが低いのだと思う。

 

ハロウィンということで色んな種類のかぼちゃが売られていた。見ていて楽しい。Hokkaidoは、こちらではよく見かけるかぼちゃの種類。

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1kgあたり、1.24ユーロだったかな。安い!

 

明日は、急遽ミュンヘンに行くことになった。ノイシュバンシュタイン城のツアーに衝動的に申しこんでしまったのだ。毎週末ミュンヘンに住む旦那さんのもとに通うイスラエル人に土曜日夕食でもどう?と聞いたところ、今週はちょうど旦那さんがハイデルベルグに来るとのこと。真夜中にハイデルベルグに戻ってくる予定だと伝えると、

「うちに誰もいないんだから泊まって行きなさいよ!」

と言われて鍵を渡してくれた。でも悪いし、誰もいないならなおさらいいよ、と伝えると「イスラエルでは普通のことなのよ」と言われた。今夜も夜行バスでミュンヘンに行くのだが、一日に10時間以上のバス移動になるととても辛いので、お言葉に甘えて泊まらせてもらうことにした。

日曜早朝にはこちらに戻ってくる予定だったのだが、せっかくなので日曜も観光して夕方戻ってこようと思う。

イスラエル人の先輩には本当にお世話になっているので、彼ら夫婦が日本に来た時には最大限おもてなししたいと思っている。