ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

勤務4日目の所感

あっという間に到着から5日が経過した。

月曜日からさっそく実務に入り、日本にいた頃よりも忙しく過ごしている。

職場には、ドイツ人、イタリア人、オーストリア人、イギリス人、ロシア人、アメリカ人、イスラエル人、スコットランド人、中国人がいる。共通言語は英語。みんな英語が達者。

お昼はだいたいみんなで一緒に食べる。カフェテリアは11時から13時半まで開いていて、料理の品数がとても多い。それに美味。そんなに高くない。ぱっと食べてさっと帰る。ヨーロッパの人は食事に時間をかけると思っていたのでとても意外だった。

15時頃、誰かがコーヒーに行くと手の空いている人は着いて行く。朝は8時半くらいに来て、19時前にはほとんどの人が帰る。

それでも彼らの仕事量は多く、成果もちゃんと出す。夕方には「今日は生産的な日だった?」なんて聞かれる。日本ではそんなこと聞かれたこと無いのでどきっとした。

それとともに、職場の人たちの知識の多さに驚く。このままではダメだと思い、Youtubeや本、論文で必死に勉強しているけど、今までやってきたことと分野が異なるので焦っている。まあ、やるだけやって、どこまでいけるかやってみようという感じ。

 

今日はイタリア人の人の奥さんが職場に手作りケーキを持ってきた。なんでも、スイスで仕事を見つけたので奥さんだけ移住するらしい。「お前はイタリア人だから家事を全部奥さんにさせてるんだろ。彼女がいなくなったらどうするんだ。」とみんなから言われていた。どうやら、家事を奥さんに任せるのはイタリア人的なことらしい。日本と近いかな。

奥さんもイタリア人で、ドイツでは仕事がなかったらしい。たまたまスイスで見つかったからラッキー、と言っていた。ヨーロッパの人の国境を超えることへの躊躇いの無さに驚いた。

オーストリア人は私と歳が近い。彼の年齢で今のポジションなのは、ヨーロッパ全体で見ると遅いらしい。オーストリアには徴兵制度があり、軍隊に入っていたそう。「超時間のムダだった。」と嘆いていた。

 

みんな国民性が異なってユニークな職場だと今のところは感じている。