ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

142日目 -モダン・ピナコテーク ②-

今日は朝の四時半に目が覚めてしまい、どうにもこうにも二度寝できなかったので、潔く起きて現像やネットをした。昼過ぎに眠くなることもなく、いつもどおりに一日が終わった。ただ、何だか悪寒がする。ちょっと風邪気味なのかもしれない。

 

今日は、モダン・ピナコテークの続きを。

下の写真は、様々なアーティスト達のセルフポートレート作品展示スペースの様子(後から知った)。

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ぼけーっと絵を見ていると、とことこと学芸員のおばちゃんがやって来て、「ねえ、あれ見た?」と下の写真の絵の前に連れて行ってくれた。

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おばちゃんは、「これ、Max Beckmannのセルフポートレートなんだよ」と教えてくれた。「彼の絵、すごく好きなの」と伝えるとおばちゃんは嬉しそうにして、その他の作品も付きっきりで解説してくれた。何で私に話しかけてくれたのかは謎だが、まあ確かに髪型は私とそっくりだった(?)。

 

そして、一番楽しみにしていたインダストリアルデザイン展示!地下一階がまるまる使われている。展示フロア入り口には、壁一面にプロダクトのディスプレイが。

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個人的には、中央下から三段目、一番左側の椅子がお気に入り。あ、その3つ隣の黄色い椅子も可愛い。一番下の左から二番目にはダイソンもあった。

 

以下、ぐっと来たプロダクト。

こんな食器が欲しい。歳取った頃には、この食器が似合うようなインテリアの家に住みたい。

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好みです!

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一瞬揺り椅子かと思ったのだけれど、違った。肘掛けのぐにんっとした曲線が最高。

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曲線が素敵!!可愛い〜〜

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こういう感じも大好き。色も素敵。機能美。デスクランプもたまらない〜

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ここからはレコードプレーヤー。

色、形ともにとてもかわいい・・・

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この色!サイドに木を使ってあるのとか、つまみの位置や大きさも、ひーっ!

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お家にあったらかっこいいなあと思ったけれども、現在の我が家にはスペースがないな・・・

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最後に、ミュンヘンの新市庁舎内側からの写真を。

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ミュンヘンはすぐ近くに眺めのいい山もあるし、湖もあるし、文化もある。とってもいいところなので、旅行でもう一度来るならミュンヘンかなあ。

141日目 -ハイデルベルクの遺跡 Heiligenberg-

今日は、ハイデルベルクの遺跡であるHeiligenbergに行って来た。ナチスが使用していた、コロッセウムのような遺跡が山の上にあると聞いて、前々から気になっていた。紅葉も終盤だし、行くなら今だなと思っていたところに、今日は朝起きると霧がかっていた。絶好の撮影日和だ!と、午後に出発した。

Heiligenbergの遺跡(?)は、哲学の道を登った海抜440mほどの山の上にある。Bismarkplatzから橋を渡って、ノイエンハイムの方へ。

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目指すは左の山のてっぺん。

 

哲学の道は前も歩いたことがあるし、Google Mapもあるので自信満々で歩いて行ったが、人が全然いない上に、道も狭くなってくるので少し不安になる。後で、私の登った道はマイナールートだったことがわかる。

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葉っぱが黄色くて綺麗。

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登って30分ほど、霧が濃くなってきた。

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登り始めて40分ほどで、頂上に到着。ライカと二台体制で撮影していたので、思ったよりも時間がかかった。キョロキョロしながら歩いていたので、全然疲れを感じなかった。

頂上のコロッセウム風遺跡。大きく迫力がある。

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樹の枝でチャンバラごっこをする親子。

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横から。

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上から見たところ。

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階段をさらに登って、下を見下ろす。

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さらに階段を登ると、何かの跡地があった。

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帰り道は行きよりもさらに霧が濃くなり、幻想的だった。

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今日は天候が自分の中でパーフェクトだったので、とても撮りごたえがあった。帰ってきて確認すると、400枚以上撮っていた。ライカでも撮ったのだけれど、なんと、最初の10枚ほどをレンズキャップつけたままだったことに気づかず無駄にしてしまった。レンジファインダーめー!!初めてやりました。今回失敗して学ぼう・・・

 

ブログで載せている写真が大量にあり、収集がつかなくなってきたので、整理するためにFlickrを始めました。

Sumi Yuzumoto | Flickr - Photo Sharing!

D750で撮影した写真のみ載せています。

 

下りは石の上に積もった落ち葉で何度も転びそうになったのだけれど、無事一度も転ばず下山できた。東京に戻っても、ハイキングを気軽にしたいなあ。

 

140日目 -モダン・ピナコテーク-

今日は特に予定もなかったので、フランクフルトにお買い物に行って来た。欲しいものもなくブラブラしていたのだが、勢い余ってケーキの丸型と計量カップを買ってしまった。日本であまりみないタイプのものだったし、いいよね・・・

 

今日は、ミュンヘン観光で行ったモダン・ピナコテークのご報告を。

これまでにケルン、フランクフルトの現代美術館に行ったのだが、個人的に興奮した美術館の順位をつけると、

ミュンヘン>ケルン>>フランクフルト

となる。このモダン・ピナコテーク、本当に素晴らしかった。絵や写真はもちろんなのだけど、特に、インダストリアルデザイン好きな私にはたまらない場所だった。

 

まず、建物から。

外観。大きい。こっち側から入るとカフェがある。カプチーノとケーキがとても美味しかった。

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エントランスを上から撮ったところ。階数はそんなにないのだが、館内は広い。エントランスを入ると吹き抜けになっていて、大きな天窓が広がっている。

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展示室は円形回廊のそれぞれに伸びている。

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天窓。

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そして、個人的にぐっと来た作品たちを。写真なので、実際の色味は違って見えることもあると思います。

ケルンのルードヴィッヒ美術館に行って、Ernst Ludwig Kirchnerと、Max Beckmann、それにMax Ernstを知った。以前は知らなかったのだけど、作品を見てたちまち好きになった。モダンピナコテークては彼らの作品がたくさんあったので、とても嬉しかった。

まずは、Max Beckmann。

この絵、大きいのだ。

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お姉さんが正面から絵を模写していたので、横から。横からのほうが、目があっているみたい。

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何だかよくわからないのだけど、個人的に好きな絵。

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そして、Max Ernst。彼の絵は、なんだか心がざわざわする。下の絵は特に。そして、額縁にはガラスが嵌めこまれていて、とっても素敵!!!

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ざわざわ。

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ピカソも何点かあった。

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これまたざわついた絵。Eugen Schönebeckという人の絵。とーっても大きい絵だった。色がとても好き。

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遠くから見て、うわ、小さいけどすごい写真、と思って近づいたら絵だった。Gerhard Richterという人の絵。

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写真も沢山あった。

私が行った時は、Heidi Speckerという人の写真が特集されていた。知らない人だったのだけど、これが本当に素晴らしく、出会えてよかったと思った。

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帰ってからググッて作品を見てみたのだけど、どれも素敵でした・・・帰国したら写真集買っちゃう。

 

そしてやっぱりWolfgang Tillmans.

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改めて、写真集で見るのと展示を見るのは全然違うのだなと思った。ドイツで見ることができて、何だか感慨深かった。

 

写真を見返していても楽しい。いつか絶対この美術館にはまた行きたいな。本当はもっともっと写真があるのだけれど、それはまた明日にします。

 

今日はフランクフルトに行くから、ということで、最近の気温では少し寒いコートにスカートを履いたのだけれど、ちょっと寒すぎた。ハイデルベルクに戻ってバスを30分じっと待っていたこともあり、体が芯から冷えてしまったようだ。家で熱いシャワーを浴びてスープを飲んだけれど、ちょっとだるい。今日は早々に寝ます。

136日目 -ミュンヘン・レジデンツ グッときたもの編-

最近、職場では風邪が流行っている。みんな鼻声だったり、咳をしていたりと具合が悪そうだ。私も風邪をもらわないように気をつけなければ・・・

 

今日は、ミュンヘンレジデンツでグッときたものの写真をあげます。王様の使っていた生活用品って、コストが全く度外視されているので見ていて本当にウキウキする。一般市民には必要のないディテールが施されているので、当時の職人も制作していて楽しかったのかな、と思ったりした。

 まずは、家具から。

椅子に施された刺繍が素敵。座るのをためらいそう。当時はもっと色鮮やかだったんだろうと思う。

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机の模様はもとより、すうっと細くなる脚の曲線がたまらない。家に置いておいたら掃除機をぶつけて間違いなく折れる。

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手前にはハープ、奥にはオルガン。大きなシャンデリアに紺の壁紙、金の模様のアクセント。当時の紺と金の鮮やかさ、この部屋に響いていただろう音、輝くシャンデリアを想像すると、ちょっとくらくらした。

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恐らくチェスト?少し中国風。木でこの曲線を出すのってどうやるのだろう。

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お、人が机を支えている。重そうだなあ、と思って裏を見ると・・・

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後ろ手に縛られていました。ど、奴隷ってこと?

 

綺麗なお腹だと思った人魚。しかしおっぱいがちょっと離れすぎではないか。

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素敵な壁紙。

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ここからは、小物編。

素敵な茶器。

ポットのフタ部分の取っ手も、小さなバラになっている。取っ手の曲線が綺麗。右側の小さな入れ物の形も素敵。

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小さな茶器は、見ていてとても楽しい。

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お皿の絵付けがアジア風。そして何より、ティーカップとお皿の色!形!最高!

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小さなカップは、少し透き通った白でとても美しい。梅の木がカップの下の部分を支えている。

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 大きなクリスタルが埋め込まれた金食器。重いんだろうなあ。

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そして、陶器の置物。

左右はなんと、小さな地球儀!ピンポン球ほどの大きさ。中央の王冠の網目といい、結構超絶技巧だと思った。

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下段左右の鹿の色が素晴らしい・・・

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紫陽花モチーフかな?

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蝶々がかわいい・・・

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平静を装ってレジデンツ内を回り、写真を撮っていたのだけれど、内心はテンションが上がりっぱなしで大変だった。我慢していたのだが、時々うわ〜と声が漏れることもあった。ニヤニヤしないように、口をきゅっとしていたのだが、大丈夫だっただろうか。

 

昔の物、というのは見ていてとても楽しい。その時代の人々の生活、その品物があった周りの場面、音、匂いなどを想像すると、旅行した気分になれる。特にそれが一級品だった場合は、今では考えつかないような色や形に出会えることも多いので、非常に興奮する。

今はとっても、国立博物館に行きたい気分。

 

今日はこれから帰宅して、久しぶりのヨガでもしようかな。デスクでチョコレートを食べ過ぎてしまったので、夜ご飯は軽めの予定。

 

 

135日目 -ミュンヘン・レジデンツ 建物編-

今日は特に何の変哲も無い一日だった。仕事もそんなに進まなかったし、先週末の疲れからか、何だかため息ばかりついていた気がする。

 

今日は、ミュンヘン観光の1つで訪れた、ミュンヘンレジデンツの写真を載せます。建物編、としたのは、後日「グッときたもの編」をやる予定だからです。

ミュンヘンレジデンツは午前10時に開く。その前に中心部をぶらぶら。

まずは、ミュンヘンのシンボルである新市庁舎の時計塔。大きい。

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レジデンツは、新市庁舎から歩いてすぐの場所にある。

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かつてバイエルン王国の王様が住んでいた宮殿だそうだ。

詳細は、ミュンヘン・レジデンツ - Wikipediaを御覧ください。

 

レジデンツ内はとても広く、写真を撮って回っていたら、すぐに1時間が過ぎた。計1時間半ほど滞在したと思う。どの部屋もそれぞれ異なり、ものすごい見応えがある。写真撮影可なのも嬉しい。行って大正解だった場所。

どーんと、広い。壁一面の装飾に圧倒される。

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天井の画。

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大きなシャンデリア。後に、このサイズのシャンデリアの大きさに慣れる。

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窓から中庭を見て現実に返る。

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天井の画。

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広い、丸窓がかわいい。

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天井の画。豪華絢爛・・・

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お祈り部屋。

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天井の装飾。青に金って綺麗。

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鏡に映る、シャンデリアの列。

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鏡があるとどこまでも続いているように見えて幻想的・・・

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緑の壁可愛い。そしてシャンデリアの影も素敵。

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鏡の間。壁の装飾のいたるところに中国製陶器が置いてある。さすが地震のない国。

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ずらっと肖像画が並ぶ、出口付近の部屋。

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豪華絢爛で、日常を忘れられる空間。昔は好きにお金が使えたんだな−と思った。素晴らしい。

 

こういった場所は光量が圧倒的に足りないので、なかなか苦戦した。まだまだ写真があるので、今宵もせっせと現像・・・

134日目 -ノイシュバンシュタイン城-

ここ最近続く週末旅行の疲れからか、まだ22時なのにものすごく眠い。

今日は帰宅してから、金曜日に買ってそのままだったほうれん草とブロッコリー、マッシュルームを日持ちするよう加熱した。ほうれん草は蒸して、ブロッコリーとマッシュルームは茹でた。おかげでだいぶ冷蔵庫がすっきりした。夕飯は、処理した野菜と茹でてあった豆を、バルサミコ酢とオリーブオイルで。大量に食べたので、満腹になった。

 

今日は、リンダーホーフ城があったオーバーアマガウという街から、ノイシュバンシュタイン城までの写真をアップします。

昨日のアウトバーンの写真をブログに載せたところ、夫から「まさにクラフトワークアウトバーンだね!」とラインがあった。一緒に見たい景色だったなあと心から思った。

 

リンダーホーフ城近くの小川。

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オーバーアマガウのチルアウトな風景。

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かわいいおみやげ屋さんで猫を発見。人懐っこい子だった。

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オーバーアマガウからノイシュバンシュタイン城までは1時間ほど。途中、夜行バスの疲れからかところどころ寝落ちした。気づくと、バスはお城のすぐそばまで来ていた。

ノイシュバンシュタイン城は山の上にある。山の中腹までは車で行けるのだが、そこから先は、徒歩かバス、または馬車になる。ノイシュバンシュタイン城は常に混雑しているので、シャトルバスに乗るには最低2,30分待つことになる。そして、バス停からもさらに15分ほど歩いて登る。ちなみに歩くと30から40分ほどだという。バスガイドさんは歩くことを薦めていたが、行き帰りで違う道を通りたいので行きはバス、帰りは歩くことにした。

結局バスに乗るのに20分ほど待ち、お城まで徒歩開始。途中、素晴らしい景色に出会った。

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この地域は湖が多い。写真の中央右よりの山の上の建物は、シュバンガウ城。

しばらく歩くとお城が見えてくる。ノイシュバンシュタイン城は、シンデレラ城のモデルになったそうだ。

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ノイシュバンシュタイン城の門の前からの風景。目の前に迫る岩の迫力に圧倒された。

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ノイシュバンシュタイン城。ゴゴゴゴ・・・

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城内はたくさんの観光客で混雑していた。見学は、ガイドとともに進むツアーのみ。入場券には、5分刻みで自分のツアーの時間が書いてある。時間になると電光掲示板に自分のツアー番号が掲示されるので、改札にチケットのバーコードを読み取らせて中に入る。なんというハイテク。

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オーディオガイドは日本語のものもあった。それぞれの部屋に進むと、自動でその部屋の説明が再生される。ここでも城内は写真撮影禁止。

お城の内部は素晴らしい装飾溢れていて感動した。結局全てルートビッヒ2世の憧れである中世の美術を再現した虚構なのだけれど、それにしてもディテールが凝っていて素晴らしかった。作り物でも、ここまで本気で作りこまれていれば、それはそれで別の本物なんだと思った。私は玉座の間が一番印象に残った。天井も、椰子の木(?)モチーフもかわいい。

google画像検索:  http://bit.ly/1PQu6Aq

ツアー自体は30分ほどで終了した。思ったよりも広かった。

 

お城からバスまでは歩いて戻った。紅葉真っ盛りで、木々の中を歩くのが気持ちよかった。ゴールデンで美しいでしょう、とガイドさんもうきうきで歩いていた。

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当初は全く行く予定もなかった城だったが、行ってみて良かった。

城よりもなによりも、やはり道路にいきなり現れる山々が一番印象に残っている。これを見れただけでもラッキー。

 

昨日、上司の第一子が生まれたそうで、彼は今週仕事に来ないと連絡があった。同僚はすぐさま全員に「男か女か、名前は?」と聞いて回っていた。午後にわかったことだが、男の子だったらしい。名前は未定だそうだ。私はスイス人の友人の名前を思い出して「男で名前はJerome」と言ったが、「そんなフランスの昔の名前なわけないじゃん!」と皆に笑われた。確かにフランス人の名前・・・

その他にも、James, Thimothy, Phillipが候補に挙がっている。

おそらく名前はここ数日のうちに決まるだろう。今からわくわくしている。

133日目 -リンダーホーフ城-

今週末は、リンダーホーフ城ノイシュバンシュタイン城へのツアーに参加するためにミュンヘンへ行った。お城巡りに興味は無かったのだが、帰国が迫り、急に行っておかないと損な気がしてきて、金曜日に突発的にツアーに申し込んでしまったのだ。

 

ミュンヘンへはハイデルベルグからバスで。夜中の2時に出発し、6時半ごろ着いた。ミュンヘン駅に着くと油断していたのだが、着いたのはミュンヘンバスターミナル駅。これは、鉄道駅とは異なる。寝ぼけた頭で困ったなあと思ったのだが、意地でも海外パケット定額サービスを使いたくなかったので、ネットが無い状態で何とかしようと決意。適当に人の流れに乗って歩くと鉄道駅に着き、そこからミュンヘン駅まで電車に乗った。

ツアー開始までは駅構内のスタバで時間を潰した。ドイツに来てから回線契約をしていないので、旅先では常にWi-Fiスポットを探している。全店舗でフリーWi-Fiを提供するスタバとマックの偉大さが身に染みる。

 

ツアー集合時間は8:10。実は、ツアーに参加するのは初めて。バスの先頭の席を確保するため、20分前に現場へ行った。無事、2階建てバスの先頭に陣取り、8:30にツアースタート。今回のツアーはVELTRAでたまたま見つけた以下のもの。

ノイシュバンシュタイン城とリンダーホーフ城<終日/毎日/日本語イヤホンガイド/ミュンヘン発> | ミュンヘンの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

まずは、ミュンヘンから約100キロ離れたリンダーホーフ城へ向かった。ミュンヘンを発つと、しばらくはアウトバーンが続く。そのうち、ビルが消え去り、田園風景になってきた。

そして、目の前にいきなり現れたドイツアルプス

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この景色を見た時が、今回の旅で一番感動した。

この日は朝から天気が良くなかったのだが、いつの間にか青空が。

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走行するバスから撮影するのは初めてだったので、慣れるまで大変だった。

 

迫ってくる山々に感動していると、バスはリンダーホーフ城に到着。下車してチケット売り場に向かう。

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チケット売り場でチケットを買うバスガイドを待って、入場券をもらう。入場券をもらう際は、列に並んでいるといつまでたってももらえないので、ぐいぐい前に行ってもらう。集合時間を聞いて、いざお城へ。

チケット売り場からお城までは10分ほど歩く。その間に広がっている景色が本当に素晴らしい。

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バチバチ撮影して、お城に。思ったよりも、ずっと小さい。

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中央メガネの女性は今回のガイドさん。

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正面から。

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内部はツアーガイドとの見学のみ。ツアーはおそらく10分毎に行われており、チケットに時間が書いてある。内部は生憎写真撮影禁止でした。

中はほんとうに豪華で、ファンタジーの世界だった。ディテールが素晴らしく、ガラス戸の縁、ドアの取っ手、カーテンの裾など、どこを見ても可愛い。小さな宝石箱のようなお城だった。

お城からバスの駐車場へ戻るまでの風景。

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いい風景だったなあ。少し寒かったけれど、空気が澄んでいる感じがして気持ちよかった。

ツアーはこの後オーバーアマガウの街へ寄って、ノイシュバンシュタイン城へと続いた。これ以降は、また明日続編を載せます。

 

今日からウィンタータイムが施行され、日本との時差は、日本時間マイナス8時間になった。現在23時前。21時頃ミュンヘンから戻ってきた。帰りはさすがに電車で帰ってきたのだが、それでも疲れた。今日はもう寝ます。日本のみなさま良い一日を。