129日目 -シュトゥットガルト-
先週末は、職場の元先輩とその同僚の方にお誘いいただき、先輩のお友達でドイツ在住のご夫婦にシュトゥットガルトとホーエンツォレルン城、ウルムを案内していただいた。
ご夫婦は2週間前にドイツに来たばかりだそうで、まだまだ生活のセットアップで大変な時期にも関わらず、綿密なスケジュールをたてて色々な場所を案内してくれた。
シュトゥットガルトへはハイデルベルグからFlixbusで行く手もあったが、ちょうどいい時間のバスが見つからなかったため電車で行くことにした。行きは19ユーロで、時間は1時間ほど。思っていたよりもずっと近かった。シュトゥットガルトには何があるのかはよく知らなかったけれど、大きめの都市であることは知っていた。
到着したのは10時前。駅で先輩たちを待ち、まずは地元のケーキ屋さんに案内していただいた。
11時前で周りの店ががらがらなのにも関わらず、この店だけ混んでいた。
ここで、この地方のケーキであるシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森ケーキ)を買っていただき、車の中で食べた。
*車が動いていたのでぶれぶれの写真。
クリームが軽く、とても美味しい!ドイツで食べた中で一番おいしいケーキだった。
その後はお昼ごはん。これまた地元で評判の、ドイツ料理のお店に連れて行っていただく。
私はバイエルン地方お勧めメニューと書かれていた、ローストポークの黒ビールソースを注文。
上の丸いものは、じゃがいものダンプリング。もちもちしている。とーっても美味しいのだが、いかんせんとんでもなく大きい。この肉一枚で、私の手のひらくらいの大きさがある。ポークは柔らかく、そこそこジューシー。頑張って一枚半食べた。
奥様の注文していた、シュバイネハクセという豚の脚がとんでもなく大きかった。
1つの塊が、私のげんこつふたつ分くらいある。上の丸いものは、パンをちぎってハーブなどと混ぜて丸めたもの。骨もものすごく太い。
とーっても満腹になり、次はワイナリーへ向かった。
知らなかったことだが、シュトゥットガルトはぶどう畑が沢山ある。向かった先は、ドイツ最古のゼクト(スパークリングワイン)製造所であるケスラーというワイナリー。
入ってすぐ、スタンディングバーがあった。沢山の人で賑わっていた。
奥に進むとゼクトを購入できる場所があった。お金を払えば試飲もできた。試しに一口いただいたのだが、ロゼのゼクトがとっても美味しかった。ただ、私はお酒を全然飲まないので、何も購入せず。単なる旅行だったら夫に買って帰ったのだが、いかんせん帰国時の荷物がとんでもないことになりそうだったので、購入を断念した。
ケスラー前の広場。家の色がかわいい。
一同ゼクトを購入した後は、ホーエンツォレルン城に向かった。ホーエンツォレルン城へはいい交通手段がないため、なかなか観光で行くのは難しいそう。今回お誘いいただいて、本当に良かった。
山のてっぺんにそびえるホーエンツォレルン城。車の中から。
最近は天気があまりよくなく、視界が曇っていた。しかし、それすら何か怪しげな感じで、お城にぴったりだった。
ホーエンツォレルン城までは車で山道を登り、駐車場に車を停めて、さらにそこから15分ほど山を登る。この登りが結構急だった。
シャトルバスもあったらしいが、有料らしい。多くの人が、歩いて登っていた。お年寄りは大丈夫なのだろうか・・・
入り口。ここでチケットを購入する。
チケット売り場では、日本語のパンフレットをもらった。
お城から下を見下ろすと、村が霞んで見えた。
お城自体も、すっかり霧の中だった。
城内はツアーのみで見学できる。写真撮影は禁止。ザ・城という感じでとても綺麗だった。ホーエンツォレルン城についての詳しい情報はこちらを御覧ください・・・
このお城、個人所有だそうだ。ちなみに現在の当主(?)のラストネームは「プロイセン」。プロイセン王国のプロイセン。かっこいい〜〜
その後はウルムへ行った。ウルムはアインシュタインが生まれた街で、世界最大の大聖堂がある。すでに時間も遅かったため大聖堂には入れなかったが、外からでも圧倒的な迫力だった。
どんなに引いても写真に収まらない。
大きいことは大きいけれど、正直ケルン大聖堂の方が迫力があったなーと思う。昼間見たら、もっと違って見えるんだろうと思う。
その後軽く夕食をとって、先輩たちはウルムから帰宅。私はシュトゥットガルトまで車に乗せてもらった。
そしてその後に電車で帰ったのだが、色々あって家に着いたのは午前三時前。本当に長い旅だった。
ホーエンツォレルン城は行けて本当に良かったなあと思う。
いよいよ帰国まで日数が迫ってきたので、これから行きたい場所を絞って計画をたてなければなあと思っている。そちらの方に熱量が回って仕事が疎かになってきてしまっている感があるのだけれども、まあ最後だし、そこら辺は適当に頑張る予定。