ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

73日目 -最近の会話-

先週末はRobert Johnsonのレーベルであるsmallvilleの10周年パーティーに行った。

1時半ごろ到着し、気づくと外はすっかり明るくなっていた。

音楽は本当に最高で、朝方のディスコっぽい感じはすごく気持ちよかった。前回行ったよりももっと沢山の人がいたけれど、ぎゅうぎゅうではない感じ。室内がものすごく暑かったので、結構な時間をバルコニーで涼んで過ごした。昨日、一昨日は日中の最高気温が35度もあったので、夜でも18度前後で薄着でもちょうどいい気温だった。

外で涼んでいた時に知り合ったドイツ人男性と会話した。彼も、みんながDJの方を向いてひたすら踊っているストイックな感じが好きらしい。

酔っ払っていてよく覚えていないのだけど、なんの弾みか愛国心の話になって、「今ドイツで『ドイツが好きだ』というと、お前はヒトラーのファンなのかと言われるんだけど、違うんだよね。自分の国が好きだっていうと、すぐに右翼にとられる」と言っていた。日本も同じ感じかも、と伝えておいた。

 

Robert Johnsonに行ったのは土曜夜。土曜の日中は、昼近くまで寝て、起きて、映画を見ながら編み物などをしていた。きっかけは覚えていないのだけど、なんとなく塚本晋也の「鉄男」を見たくなって、ネットで見られないか調べていた。塚本晋也つながりで、そういえば「野火」をまだ見ていない、と調べていたところ、敬愛する市川崑の「野火」を発見。当初観たかったものとは違うけれど、ワクワクして観た。その結果、土曜の昼下がり、よく晴れた外の天気とは対照的にそれはもう独りで暗くなった。げんなりしてご飯を食べて、横になって少し寝た。19時ごろに起きて支度をして、バスに乗り込む前にマクドナルドのビッグマックを食べてからフランクフルトに向かった。ドイツのマクドナルドは、バンズに全ての具がきちんとまっすぐに挟まっていて感動した。カナダのものはズレにずれまくっていたなあ。

 

あと、今朝のバスでイタリア人の同僚と会話した内容を。

今までにいろんな人と会話して「He/She is a super German. (彼/彼女は超ドイツ人的だ)」という表現をたくさん聞いた。この表現を使うのは大体ドイツ人ではない人たちなのだけど、ドイツ人も使う。おそらく、少し自虐的に。

今日イタリア人も言っていたので、それって具体的にどういうこと?と聞いたところ、超ドイツ人的特徴をいくつか挙げてくれた。

  • 時間を守る
  • 規則を守る
  • 合理的、行動の全てに理由がある

主にこれらの点を満たす人が、ドイツ人的らしい。で、この超ドイツ人的特徴が皮肉的に使われるとこんな感じの表現になる。

  • 時間を守る→他人が遅れることに厳しい
  • 規則を守る→融通が効かない
  • 合理的、行動の全てに理由がある→ケチ

クラブにて、知り合ったドイツ人に「バーテンダーにチップを払うのってドイツでは普通?」と聞いたところ、彼は「ほら、僕たちはドイツ人だから」と言っていた。

バスに少しだけ遅れた人がバスに乗せてもらえなかった時も、イタリア人同僚は「あの運転手、超ドイツ人だな」という表現を使った。

他にもイタリア人同僚は、ドイツ人の特徴として「スーツがダサい」と言っていた。「大体靴がダメ。みんな安物。それに、サイズが合ってないんだよ。なってないね。」とバッサリ。さすがイタリア人。

ちなみにイタリア人の特徴は

  • 時間に遅れる
  • ルールを守らない
  • 合理性が無い
  • 浪費大好き
  • でもかっこいい

らしい。もちろん一イタリア人の意見なので、これが全てではないと思うけど。ただ、思っていたとおりで笑った。

 

日本人は割りと、ドイツ人的特徴に当てはまるなと思った。ただ、おそらくドイツ人の方がずっと合理的。無駄なことはしない。それは仕事にも本当によく表れている。

 こういう話はカナダにいた時は聞けなかったので、ヨーロッパは面白いなと思った。

 

あと、最近の食事を少し。職場でのランチと、相変わらずのマリネ。キュウリを入れたらとてもみずみずしくなりました。

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