ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

67日目 -ペルガモン博物館@ベルリン-

今日は初めて一歩も外に出なかった。通常日曜日は職場に行って、夫や家族と話すのだが、家でもスカイプならビデオ通信できることがわかり、職場に行く必要がなくなったのだ。画面の向こうで漫画を読む夫を見ながら昼寝したりと、なかなか自宅気分を味わうことができた。

夫が東村アキコの東京タラレバ娘が面白い、と言っていたのでkindleで購入して読んでみた。面白いのだけれど、同世代の同性の友人には、私からはおすすめできない漫画だと思った。

 

本日は、ベルリンのペルガモン博物館と、ベルリン大聖堂の写真をアップします。

ベルリンのペルガモン博物館は、博物館の島内にあり、おそらく島内一番人気の博物館。1時間待ちは当たり前で、ひどい時は3時間ほど待ったりするらしい。昨年この博物館を訪れた同僚から、行くなら絶対にネット予約をした方がいいよ、と言われていたので、ペルガモン博物館の公式サイトからネット予約をした。公式サイトには一応英語もあるのだけれど、予約画面だけはなぜかドイツ語しか無い。ひどい。

そんな時のgoogle chromeはもう本当に便利で、ドイツ語なんてなんのその、全部日本語に変換してなんなく予約した。予約は30分刻みで、例えば開館に合わせて10時に予約すると、10時から10時半の入館が有効になる。チケット代もクレジットカードで払う。私の場合は、3 day museum passを持っていたので、チケット代は払わなかった。

予約表はプリントアウトして持参しないと無効なので要注意。

13時に博物館を予約し、入館した。私が入館する時、予約していなかった人たちは1時間半待ちだったよう。長い行列の横をスーッとパスして、待ち時間ゼロで入館できた。

 

ペルガモン博物館最大の売りは、ペルガモンの大祭壇や、イシュタール門などの古代建造物だと思う。門や壁などの遺跡が、そのまま博物館内に運ばれて展示されているのだ。どれだけ大きいのかと楽しみに行ってみたが、生憎ペルガモンの大祭壇は改修中で見ることができなかった。

 

イシュタール門は、博物館の展示フロアに入るとすぐ右手に見える。

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とてつもなく大きい。イシュタール門はバビロニアの建造物で、紀元前560年ごろに建てられたらしい。青がとてもきれい。出来上がった当時は、それはそれは美しかったんだろうと思う。改修中だったのが少し残念だった。

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ライオンとお花がかわいい。

 

エーゲ海の古代都市であるミレトゥスにあった、ミレトゥスの市場門。

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巨大。カメラに入りきらない。

イシュタール門もそうなのだけど、屋外にある門をそのまま運んできて、建物の中に建てるという発想がすごいと思った。

 

イシュタール門の壁は、回廊にも再現されている。

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ここからは私が気になったものを。面白い、とか、綺麗と感じただけで、それが何かは全く覚えていません。。。

かわいい柄のプレート。動物柄はかわいい。

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おそらく星座を表した板。双子座の双子は双子というよりも・・・

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昔の家の玄関に飾られていた壁らしい。磁器製。青が本当に綺麗だった。

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古代の石の貯水槽。魚の皮を被った人間が描かれている。その当時こんなに大きな魚がこの地域にいたのだろうか。

f:id:doitsux:20150823223921j:plain本当に上手だなあ・・・・

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こちらでも門の再現。

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いつの時代も狩られる対象のライオン・・・

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面白いポーズ。

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こんな格好の女の人があらわれたら、絶対にどきっとしちゃう。かわいい。

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色合いがすてき。何だか着物っぽい。

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ペルガモン博物館は、新博物館とくらべて古いので、空調が全然聞いていなかった。この日は38度近くまで気温が上がったので、館内は暑かった。みんなパンフレットをうちわのようにして仰いでいた。涼しい箇所もあるので、しばらく館内にいると汗はひくのだけれど、少しつらかった。

 

その後は、ベルリン大聖堂に行った。

昔からあった教会が、1905年に今の姿になったらしい。結構最近であることに驚く。館内見学は有料(確か、10ユーロ以下)。ですが、一番上に行ってベルリンの街を見渡せるので、お金を払う価値はあると思う。

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外観通り、中もとにかく広い。

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二階席から。

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小さな礼拝堂。

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ドーム内側の装飾。

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大聖堂内には、プロイセン王の王族の棺が安置されている。下の骸骨は、棺の装飾。

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地下には、棺が多数安置されている。

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棺は木製や銅製で様々。大きさや、装飾の多さも割りとばらついている。子どもと見られる小さな棺も多かった。

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ベルリン大聖堂の反対側は川。川沿いにはオープンテラスのレストランやカフェが多い。今の季節はとても気持ちいのだろう。

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滞在中何度か、ちょっと歩いたところにあるサブウェイでサンドイッチを食べた。博物館の島内は芝生が広がっていて、観光客は多いがとてものんびりした雰囲気だった。

東京にももっともっと芝生が増えないかなーと思う。オリンピックもあることだし、もう少し緑地化が進んでくれると嬉しい。