ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

58日目 -プラハ着-

昨日は23:33ハイデルベルク発の寝台列車(City Night Line)に乗って、プラハへ向かった。

City Night Lineはヨーロッパ各国の都市を結ぶ寝台列車。座席はクラスによって分かれている。個室、二人部屋は個室洗面所付き。シャワー付きの特等室もあったと思う。四人部屋、六人部屋は、共同の洗面所がある。最安は、たしかベッドですらなく普通の座席。私は今回、四人部屋のベッドを予約した。ベッドは個室の両脇に、4人部屋なら二段、6人部屋なら三段取り付けられている。私のベッドは、上段だった。

プラハまでは10時間で、値段は100ユーロ。もっと前から予約しておけば、さらに安くチケットをゲットできる場合もある。

今回私が乗った列車は、チューリッヒが始発。なので、私が乗るよりも前に相部屋の人はきっと乗っているんだろうな、と予想。どんな人がいるのか前日から少し心配だった。個室にはカーテンがかけられていて、隙間から室内を覗くと中は真っ暗。どうやら、相部屋する人は先に乗り込んでいて、もう眠っているらしい。

ぎしぎしいうドアを開けてそーっと室内に入ると、眠っていた女性が起きて、笑顔でハローと言ってくれた。私もあいさつして、感じの良さそうな人で良かったと安心した。その他にいた一人は、毛布にくるまっていびきをかきながら深く眠っていた。

静かに二段ベッドの上に上った。ベッドの上には、新しい白いシーツと枕、毛布が置いてあった。さっさとシーツをしいて、毛布にくるまって寝た。疲れていたこともあって、すぐに眠ることができた。ただ、電車が日本の電車よりも揺れるので、時々起きることがあった。7時頃目が覚めると、室内は外からの光で明るくなっていた。相部屋の女性が起きて、身支度をしていた。明るくなって気づいたのだけど、女性は40後半くらいで、もう一人相部屋していた人は旦那さんだった。二人とも、ばっちりサイクリングの格好をしている。話を聞くと、ドレスデンにサイクリングに行くらしい。夫婦はプラハの手前のドレスデンで下車し、部屋には私一人になった。

今回は幸運なことに、四人部屋に私も含めて三人しかいなかった。しかも、そのうちの二人は私の前に下車したため、実質3時間位は一人で部屋を使うことができた。明るくなってから、室内の写真を撮った。

上段のベッドにのぼるためのはしご。

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四人部屋上段。天井が近いため、背の低い私でも背筋を伸ばして座ることができない。男性はそうとうきついと思う。

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下段。

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四人部屋の下段は、ベッドに腰を掛けることができる。

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六人部屋は窮屈すぎて、想像できない・・・

朝ごはんに、ハイデルベルクマクドナルドで買っておいた、トマトとモッツァレラチーズチャパタサンドを食べた。

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2ユーロでおいしい。車内にも食堂と売店がある。けれど、荷物から離れたくなかったので、売店は利用しなかった。

ドレスデンの駅。

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車内には、一応プラグがある。

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朝ごはんを7時頃食べて、部屋に一人になったので、下段ベッドに移動してもう一度寝た。とてもすっきりした。

朝の10時半にプラハに到着し、まっすぐにホテルへ向かった。チェックイン時間前だったので荷物を預けるためだけに向かったのだけど、運良く部屋に入ることができた。

今日のプラハの気温は34度。とても暑く、やはり寝台列車で疲れていたこともあったのでホテルでのんびりした。

その後外に繰り出し、旧市街を歩きまわった。しかし3時間くらいで、頭痛とめまいが。ああこれは熱中症に近いかもしれない、と思い、ホテルに戻ってシャワーを浴びた。プラハは道路がほとんど石畳なので、地面からの照り返しが強い。それに加えてどこに行っても観光客で溢れかえり、ハイデルベルクの人の少なさに慣れていた私は疲れてしまった。東京のほうがすごいのに・・・

 

夕方から、地元のカメラマンに連れて行ってもらう、おすすめ写真撮影スポットツアーに参加した。1対1で、カメラマンは私とほぼ同世代だった。一人でウロウロしていても絶対に辿り着けないであろう場所に連れて行ってもらい、非常に満足。ビールも飲んで、チェコの色々な話を聞くことができ楽しかった。で、ここで飲んだビールがなんとアルコール度数12度・・・。普段全くお酒を飲まないので、すぐに顔が赤くなった。しかし慣れない土地にいる緊張感があったので、酔っ払うことはなかった。

 

明日は早起きして、旧市街の写真を撮りに行く予定。今日一番驚いたことは、チェコのエスカレーターの早さ。駅のエスカレーターは、ゆっくりのものもあるけれど、時々ものすごい早いのがある。危うく転倒しそうになった。

明日も暑いようだ。はあ。