ハイデルベルク滞在記

ドイツのハイデルベルクで半年間生活することになりました。生活の記録です。

53日目 -ライカ ゼンケンベルク自然史博物館@フランクフルト-

昨日、今日と本当に暑い日が続いている。

今日は天気予報では38度、体感温度は41度。しかし、15時ごろの強い日差しにあたると、体感温度は絶対に45度を超えると思う。肌がじゅうじゅうと焼けてしまいそうだった。今日ばかりは日光の好きなドイツ人も、日差しを避けるためにカフェテリアの雨戸を全て下ろしていた。しかしそんな時でも外でランチを食べる人々が少なからずいる。おやつ時にも、外の日差しの下で熱いコーヒーを飲む人々がいた。ドイツ人は強い。

 

昨日は、誰かが聞いていたラジオからふとマツイ、という日本人の名前が聞こえてきた。何の話題なのだろうとそのまま注意して聞いていたら、全く理解できないドイツ語の狭間に「ヒロシマ」という単語が出てきた。そうか、今日はその日なんだなあ、と気づいた。

夜はドイツ語の授業の後、同僚たちとご飯を食べに行った。席はもちろん屋外。22時近くになって少しましになったが、それまでは本当に暑かった。

 

一昨日に引き続き、ライカの写真の続きを。ゼンケンベルク自然博物館で撮影したもの。

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あとは、日々の森の写真。

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デジタルでは、撮影した直後や帰路で撮った写真を繰り返し確認するので、自分が何故その写真を撮ったのかを比較的はっきり覚えていられる。しかしフィルムはプリントして実際に確認するまで、自分がとった写真を確認できないので、何を撮ったのかを忘れてしまう。今回も「これ、なんで撮ったんだっけ」という写真が結構存在した。いまいち、ぴんとくるものがなかったように思う。

 

本当は今日の夜、フランクフルトのRobert Johnsonに行きたかった。しかし、何だか疲れているし、来週は旅行するしで結局夜はおとなしく家にいることに決めた。その代わりに家でじっとしているのもつまらないので、明日の日中フランクフルトに行くことにした。これまでは早朝、夜帰りだったが、今回は無理のない時間を選んだ。1時間半で到着するので、東東京から相模原市の方へ行ったと思えば近いものかなと思う。

 

今日は仕事の後、中国人の同僚とスーパーへ行った。彼は英語がまだそこまで話せないこともあり、みんなの前では中々発言しない。二人だけになったので、何を話そう、と思っていたところ、映画の話題になった。彼は映画が好きで、日本のものも観ているよ、と教えてくれた。彼はスマホを取り出して、中国語で「これがお気に入り」と教えてくれた。

同僚のお気に入り

令人討厭的松子的一生→嫌われ松子の一生

菊次郎之夏→菊次郎の夏

关于莉莉周的一切→リリィ・シュシュのすべて

このうち嫌われ松子の一生菊次郎の夏はすぐにわかったのだけど、リリィ・シュシュはなかなかわからなかった。私も北野武は大好きだよ、と言った。一番好きなソナチネの話は、中国語でなんというかわからなかったのでできなかった。

そういう映画なら、この人の映画も好きかも、ということで園子温をおすすめした。名前は知ってる、とのこと。その後、中国人との会話あるあるで、三国志封神演義の話で盛り上がった。

バスでもうすぐ滞在先に着く直前、彼が「胜者即是正义は良いドラマだ」と言って中国語を見せてきた。けれどタイトルを見ても全然何のドラマかわからずにいると「弁護士のドラマ」と教えてくれた。HEROのことだと思い「あー、木村拓哉?」と聞くと「彼は知ってるけど、違う人。なんて名前だっけなあ」と悩んでいた。ああきっと半沢直樹の人のドラマだ、ということはわかったのだけど、いくら悩んでも思い浮かぶ顔は半沢直樹で、俳優の名前が全く出てこなかった。

先ほど仕事のメールを確認していたところ、彼から「堺雅人リーガル・ハイ」とメールが来ていた。ああ、堺雅人だ!それそれ!と返信した。

 

明日の予報は34度。日焼け止めをたくさん塗ってでかける。

 

----追記----

こういう映画が好きな人におすすめする監督が園子音で良かったのか、自信が持てなくなってきた。